R5園芸会桃振返り

「コロナ終息で通常の活動が開始された年」

今年は、ロシアのがウクライナに侵攻からし二年が経過し目に入り、いつ終息が見通せない中でするのかわからない中で、世界中で物価高騰・原油高が進み大きな影響を受けています。

また、温暖化の影響を強く受けとても暑く長い夏でした。

一月には、県内のでコロナ感染者が二千人のピークとなった後になり、その後は、徐々に減少しました。五月には、コロナウィルスが第5類になり、やっとマスク生活からやっと解放され、安心して恐怖を感じながらの部活動ができましたからも解放された気がします。

今年の生育状況と気象

今年を振り返ると1月~2月は、雪が降る日もありましたが、暖かい日もあり良いシーズンの始まる期待予感を感じながらのスタートでした。

3月に入り異常に暖かい日が続き、桃の開花が平年よりも10日も早く咲きだしました。その後も温度が下がることなく上がり降水量も平年並みであったためにあり、生育が急激に進みました。

6月上旬の大雨(降水量200mm)の影響により、早生品種を中心に、核割れ・

生理落下・果頂部の軟果・着色障害・糖度不足が発生しました。

また、6月~8月までの三ヵ月間については、日本の平均気温が観測史上最も暑い夏になりました。

県内も高温となり、品種の進みが早く、なり作業が間に合わなくなるなど人手不足となり、とても忙しく短いシーズンになりました。温暖化の影響を身近に感じた年となりましたは。、今後も、異常気象が発生することを考慮に入れ、事前の他の国の事だと思っていましたが、近くで感じ今後も続くのであれば対策を徹底していく取り組んでいく必要があると強く感じました。

部活動の内容

12月の剪定講習会では、果樹試験場の池田博彦先生に白鳳の剪定や若木の夢みずきの剪定方法について指導していただきました。

一月モモ部総会では、「山梨から見た桃太郎伝説」を山梨大使の神木優先生にご講演をいただき、笑いの大切さを感じました。、また、翌々年4月米国産アメリカ桃の輸入解禁要請に伴い問題のニュースから、県で実施した「米国産モモの現地調査結果報告」について、を県農政部果樹・6次産業振興課6次産業化の萩原栄揮先生から説明を受け、更なに美味しい桃を作っていかなくては負けてしまうと感じました。併せて、また、県外で発生しているクビアカツヤシヤカミキリの被害状況の情報提供も受けしました。笑ったり、考えたり、心配したりの総会でした。

また、1月ステップアップ講座(新人研修)の開校式もおこないました。当日は、、受講生・サポートメンバー・講師・農務事務所70人近くが集まりました。、10回講座で栽培技術の講座を6班に分かれて行い、栽培技術の向上を図るとともに一生付き合える仲間作りが目標の講座となっています。ステップアップ講座は、18年ぶりの開催となり、不安と心配しかありませんでしたが、たくさんの人に協力をしていただき、良い成果がだせたと思っています。ありがとうございました。

2月モモ部内に新しく立ち上げた、若手中心に活動を行うモモ研と初めて合同セミナーを行いました。、「人手不足問題」をで笛吹市農林振興課古屋課長、農福連携について若林正人氏、横森伸司氏より説明を受けました。

また、初めて女性の集い会を開く事ができました、お茶を飲みながら情報交換・考え方・価値観・やりがい等お話しができました、第2回目の開催予定を11月に予定しています。

3月の優良園視察では、果樹共進会の白鳳の部で最優秀賞受賞した、古屋弘樹氏にお話しを伺い近年栽培が難しい白鳳について研修を行いました。

7月に入り、19日には、当会で制定した記念日「やまなし桃の日」として、モモ部会員・各地域・団体・直売所・ラジオ局へポスターを配布し消費拡大に協力していただきました。活動2年目の今年は、忙しさもあり思うような盛り上がりができませんでした。

新たな品種としては、「よこせ」を農林水産省種苗担当官の立ち合いのもと、三月花調査、七月果実調査をおこない品種登録申請をおこないました。来年秋位には苗の販売ができるように進めていきます。、長年の取り組みが形になり勉強になりました。

品種検討会は、早生種で「夢桃香」、中生種で「よこせ」を中心に検討しました、9月は、極晩生種の「さくら白桃」、「スイート麗」、「きららの極み」検討しました。

また、9月はステップアップ全体講座を南アルプス市で開催し、「桃と土壌関係」講座を果樹試験場生理書加工課加藤治先生、 「インボイスと確定申告準備」講座を園芸会事務局長小林政雄先生、その後、 移動して第六代園芸会会長(現相談役)深澤渉氏の直売所に訪問し、深澤氏の農業の取り組みについて説明して頂きました。受講生は、直にお話をお伺いし挑戦(やってみる)することの大切さを感じたと思っています。

10月19日~20日三3年間延期しになっていました、全果連モモ部会研究会が石和温泉ホテル慶山で開催されました。、全国からモモ関係者・栽培者が集まり近年の病害虫発生と対策について会議が行われました。、2日目は現地研修会として「果樹試験場」と「山梨市齋藤農園」、栽培ほ場、「甲州市らくらく農園」で開催し、現地研修とともに、他県のモモ栽培者とも情報交換ができました。

10月24日~25日には、4年ぶりに県外研修で福島県へ行きました。、福島県果樹試験場、全農福島の推薦による優良園(深谷元雄氏、斎藤金一氏、高橋忠吉氏)を見学し、有意義な意見交換ができました。、原子力災伝承館の語り部ツアーも参加し災害の怖さ、そこから復興の大切さを感じとりました。

 11月ステップアップ講座(新人研修)の閉校式をおこないます、受講生33人が、数年後各地域のリーダーとして活躍してくれると期待しています。

来年に向けて

モモ部の若い方々には、モモ部の特徴を出せる事業を考えていただき、モモ部は楽しい・勉強になる・良い人に出逢える場所になっていってほしいと思っています。

事業基本方針は「日本一の生産県の名に恥じないモモ作り、樹作り、人(仲間)作り」を基本として引き継いで活動していってほしいと願っています。

関係機関への要望

輸入問題、新品種導入、病害虫、農地問題、高齢化、人手不足、新規就農、温暖化、物価高騰など、いろんな問題がありますが農業従事者の平均年齢があがっており、早めの対応をお願いします。また、誰でも農業にチャレンジできる環境作りもお願いしたいと思います。

まとめ

モモ部会員の皆さま全員に、きめ細やかな行事、情報提供を行う事ができなかった事を反省しております。

関係機関の皆様(県・果樹試験場・農務事務所・JA・市町村)ご指導ご協力に感謝申し上げると共に、今後の活動へのご支援を引き続きお願いします。、

 本当に2年間ありがとうございました。私個人としても、たくさんの人と出会い大きく成長する事ができ感謝しております。